
なんだろう、なんかすべてがとても素晴らしかった。ジェラさんの声のパワー、ドラムとベースとのピアノトリオの絶妙な完成度、曲のつなぎ、よくできた漫談、そして会場の一体感。うん、なんか、すごかった。最後ってことでぼくや会場にいる人達のテンションが違ったんだろうか。
序盤の「Final Destination」→「Kiss Me Good-Bye」→「心の戦士」のつなぎが素晴らしくてぐぐっと引き込まれたら、中盤はかなりジェラさんのやりたい放題。武道館だから弾き語りやるね、と言った2曲目にブルーハーツの「TRAIN TRAIN」をぶっこんできてにやにや。そこから暗転してがさごそやってるから、佐賀でもあったミニセットにチェンジかと思いきや、「スナックふるさと」のセットが登場。ママに扮したジェラさんが、まあよくできた漫談をしゃべるしゃべる約30分。
漫談に巻き込まれていたベースの沖山優司にそろそろ戻ろう、なんて促されてからの、「孤独のカケラ」のジャズアレンジ、「始まりのバラード」のロックアレンジがすばらしく、その流れで村石雅行のドラムソロから沖山優司のベースが絡むくだりでぼくのテンションは最高潮。続く「モラルの葬式」のはんぱない仕上がりに、素直にスタンディングオベーションできた。すごいよ、ほんとすごい。
そこから終盤は、この特別な時間がいつまでも続いてほしいと願いながら、どっぷり、じっくり、心地よく浸った。約3時間やってくれたけれど、いつまでもというぼくのその願いは叶わず、大団円を迎える。
最後の「サクラ色」の弾き語りでは、開演前にステージ上のプレミアムS席の人達が配り合ってるのを見たピンク色のハンカチと、途中でジェラさんがおしえてくれたスマホのライト。その2つの自然発生した演出と、ジェラさんが用意してくれていた天井からの桜吹雪と。TAPESTRY、つづれおり、そういうことなのね。きれいすぎる。
ジェラさん、今回の公演も、いままでも、たくさんありがとう。ぼくは奥さんの影響でジェラさんの曲を聞くようになって、コンサートにも何度も行って、たくさん楽しませてもらった。村石雅行の言ったとおり、用事が済んだら帰ってきてね。
ピアノトリオの形をかなり完成させたジェラさんが留学してお勉強して帰ってきたら、どんなにパワーアップしてくるのかな。でも元気で帰ってきてくれればそれでいいかな。
◇ ◇ ◇
そうそう、今回のぼくたちの席は、プレミアムA席。アリーナのほぼ中央、前から8列目。佐賀のときの2列目ほどじゃないけど、なかなかの良席に恵まれた。佐賀のときと同じくぼくのすきな村石雅行のドラムがピアノの陰で見づらいというおまけつき。ベースの沖山優司はばっちり見えたけどね。
プレミアム席のほんとのおまけはTシャツ。まわりのみんなとおそろいで一体感。あと、ツアー最後の大阪と東京限定のTシャツも購入。結果4枚増えて、ぼくんちはジェラさんのTシャツだらけになってきた。
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青山 しおり
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