──日本が誇る文化のひとつに「マンガ」があります。
なんてフレーズではじまった解説とともに、マンガの神様こと手塚治虫と、マンガの王様こと石ノ森章太郎の2人の足跡を追う展示。
未発表のものや、子供の頃の作品も含めた生原稿たちはステキな迫力。時代背景や表現手法、テーマの選び方などの解説もおもしろい。
アニメ化や実写化してメディアミックスなのよ、なんてのも表現手法のひとつだよね。石ノ森章太郎の仮面ライダーやキカイダーなど実写モノにあらためて感心。より多くの人に観てもらえる工夫でもあり、ビジネスモデルとしてもうまくいったわけだよね。かたや手塚治虫はキャラクタービジネスの先駆けだし。
そんなビジネスな側面もぼくのあたまをよぎりつつ、それが成り立つのも作品そのもののちから、マンガのちからがあるからこそ、と再確認。ダイナミックなコマ割りと、その中で生き生きと輝くキャラクターたち、そして言葉。
終盤は「いのち」「科学」「戦争と平和」などいくつかのテーマで切り取った2人の作品の一部をじっくり読めて、満足。
最後は、大阪芸術大学と手塚プロダクションの共同制作アニメ「ガロン」が上映されたり、いま活躍している漫画家やイラストレーターたちの、2人へのオマージュ。このまえ小学館に落書きしてた人達も含めて、手塚治虫や石ノ森章太郎に憧れたり影響受けたりしながら、マンガ文化を受け継いでいく感じだね。
そうそう、音声ガイドを借りたら、鉄腕アトムとサイボーグ009のジョーがしゃべってくれたよ。イイネ。
そして唐突にももいろクローバーZ。サイボーグ009のコスプレだ。あれ、もしかしてこれもオマージュ?
テツロッド 手塚×石ノ森マンガのちから限定 すきっ腹のブルース 大寒鉄郎
by G-Tools手塚治虫×石ノ森章太郎 クリアファイルBOOK ([バラエティ])
手塚治虫 石ノ森章太郎
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