
テクノにポップに適度に軽く、でも深い。そう、深いの。奥行きと言ったほうがいいのかな。いろんな楽器というか音がそれぞれ主張しあいながら絶妙に複雑にからみあっていて、軽さを出しながら実は手が込んでいるという、さりげない職人芸のようなものを感じさせてくれる。ヘッドホンででかい音で聴いたら、なおさらそう思った。
そしてメロディーも歌詞もなんとなくやさしくてなんとなく前向き。もちろん、ストレートなやさしさや前向きさじゃないんだけど、聴いているうちにそう感じた。
そんなこんなでとにかく、前作「15 ELEPHANTS」に続いてすごくお気に入り。2曲目の「ニセモノ」で出てくる「窓を閉めて 音楽をかけて 君の手握る 真冬の午後」というフレーズがたまらなくすき。
さて、このアルバムは舞台「黴菌」と並行で制作されていたはずで、雰囲気が似ているところがあるような、ないような。いや、同じクリエイターが並行して創ったものが関連しないわけがない。とはいえ具体的にどこがどうというのは全く思い付かず、結局雰囲気の類似だけを思い込み。
と思ったら、ケラリーノ・サンドロヴィッチ本人のツイッターで、「舞台が音楽を、音楽が舞台を、お互いに補完しあっている」という発言を発見。やっぱそうだよね。よかった。ありがとう。
そして2月11日にケラ&ザ・シンセサイザーズ単独ライブ。行く。
Body and Song
ケラ&ザ・シンセサイザーズ
曲名リスト
1. MORE SONG
2. ニセモノ
3. 今はミイラ
4. パパのジャズ
5. オンガク
6. 機械じかけの子供たち
7. ケムリの王様
8. BODY AND SONG
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・ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出「黴菌」が秀逸 2010/12/31
・ケラ&シンセサイザーズ「15 ELEPHANTS」でなんとなく「神様とその他の変種」の予習 2009/05/05
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