
興福寺ができたときに地鎮のために埋められたとされる装飾品、鎮壇具たちにはじまって、十大弟子のうちの6人の仏像、そして八部衆全員の仏像。
八部衆それぞれかっこいいけど、やっぱ阿修羅さんがいちばんかっこいい。他の7人は1列ずらりなのに対して、阿修羅さんだけ真ん中にどーんと置いて回りながら見るっていうディスプレイのしかたもあるかもしれないけど。
阿修羅さんは3つの顔と6本の腕。崇高に、凛。空中にびしっと伸びた腕が、細身の体の周りに力強さを漂わせて、実に美しい。ピリッとした存在感はとてもありがたい感じで、ぼけーっとずーっと見ていられる。
八部衆や十大弟子は、脱活乾漆造といって、麻布を何層にも漆で塗り固める技法なんだって。なんとなく、木造のものより表面がなめらかな印象。
阿修羅さんって、ぼくの世代的にはキン肉マンに出てくる悪魔超人アシュラマンでおなじみなんだけど、それよりもぼくはタカアシガニを思い出してしまった。ぼくタカアシガニだいすきなんだよね。威厳というか、徳高い感じが通じるものがある。
でも、鳥の顔した迦楼羅さんが米ックス改めカリフォルニア米で、五部浄さんがかぶってるのが象さんさんで、鎌倉時代の薬上菩薩さんと薬王菩薩さんの頭がボルケーノだ、なんつってsakusakuに例えてたら急に徳低くなって、つれにおこられた。
そう、興福寺は奈良時代にできたお寺で阿修羅さんたち八部衆とか、十大弟子とかは奈良時代のものなんだけど、何度も焼失と復興を繰り返していると。で、鎌倉時代の復興期につくられたという薬上菩薩さんと薬王菩薩さんとか四天王たちとかも展示。
で、2015年、中金堂が再建されるんだってさ。また行きたいところ増えちゃった。奈良か。中村優のふるさとだな。ってだからsakusakuはいいってば。
芸術新潮 2009年 03月号 [雑誌]
by G-Tools「国宝阿修羅展」のすべてを楽しむ公式ガイドブック (ぴあMOOK)
by G-Tools
◆トラックバック・ピープル「ミュージアム・ピープル」
◆にほんブログ村「美術館、博物館、ミュージアム」
【ぼくがすきなものやおもしろいと思ったことを紹介したくて書いてます。】
例えば: →音楽 →舞台 →散歩 →サッカー →花見 →お菓子 →sakusaku



この記事へのコメント
おのの
脱帽ものです。
ぼくんち杉並区†